コース攻略

下総運動公園(フレンドリーパーク)のロードバイクコースの詳細と、攻略方法を解説します。

下総運動公園(フレンドリーパーク)とは?

下総運動公園(フレンドリーパーク)とは、千葉県成田市にある公園で、中には運動場や野球場、テニスコートなどがあります。この公園の外周路が自転車のロードレースによく利用されるため、関東のホビーレーサーの方にはおなじみのコースです。

下総運動公園でよく開催されるロードレース

下総運動公園(フレンドリーパーク)ロードコースの概要

下総運動公園の配置図
via www.city.narita.chiba.jp

下総運動公園の外周路は約1.5kmで、幅員は7メートルから11メートルです。アスファルトの路面状態は良好で、高低差はオフィシャルには掲載されていませんが、サイコンの計測で約7-8mといったところです。通常は反時計周りでレースが開催される場合が多く、その場合のホームストレートは上り区間になります。

下総運動公園(フレンドリーパーク)ロードコースの解説

それではロードコースをセクションごとに解説します。なお、走り方については個人的な主観で書いていますので、あくまで参考程度にしていただければと思います。

A. スタートライン

まずは、よくスタートラインが設置されることの多いこの区間です。上り坂を登りきったところにあるため集団の加速がはじまる区間ですので、上りきったところで安心して脚をゆるめると、集団との間が空いてしまいがちなポイントでもあります。コーナーのはじまりまでは気を抜かずに、登坂の延長のつもりで走ると良いと思います。

B. 1コーナーからS字

ここはスピードが乗らないコーナーですが、上り坂の影響で心拍数が上がったまま迎えるコーナーですので、体力的にはきついセクションです。なるべく前走者との間隔を開けずに進入したいところです。S字の右コーナーは、インから突っ込んでくる走者がいますので、インを締める場合には後方を少し気にかけましょう。

C. S字出口からゆるい左カーブ

ここから下っていることもあり、スピードが乗る区間です。レースの場合は脚を休めはじめるポイントです。前走と距離を空けてしまうと、他の走者が休んでいるときに自分だけ脚をつかうことになるので注意してください。画像にもある通り、アスファルトにシワがあり、若干車体が跳ねるので要注意です。

D. ゆるい左コーナー

ここは比較的スピードが乗った状態で迎えるセクションです。フラットですが道幅は広めで、アシを比較的休ませることができる区間です。ドリンクを飲むのにも適した箇所です。レース展開によっては外からアタックがきますので注意は必要です。アウトから順位を上げるには良いセクションです。

E. 下りの前の左コーナー

この先は下りのセクションになりますが、その前にわずかに右に振ってから左コーナーがあります。画像ではやや登っているように見えますが、実際に走ってみるとあまりそういった感じはしません。このから先は道幅が狭く、車列が2列程度に絞られますので、進入前には左右に飛び出たりせず、集団の隊列のなかで安定した位置取りをしておくことが重要だと思います。

F. 下りのS字(コークスクリュー)

ここはもっとも速度が乗る区間です。道幅が狭いため、無理な追い越しは落車につながりますので注意が必要です。たとえインに隙間があったとしても、強引にいくのはおすすめできない区間です。かなりの下り坂のため、脚は休められますので、心拍数を整えることに集中しましょう。

G. 下りの終わりの右コーナー

このコーナーの入り口から先は、上り基調のセクションになります。つまりコーナーの入り口が谷になっています。このコーナーはうまく走れるとかなり脚が節約できるポイントです。

コツはなるべく車速を殺さずに、あらかじめギアを上げておいて、コーナーの早めからペダルを踏み始めることです。必要以上に減速してしまうと、コーナーを曲がった直後から上り区間になるので、無駄に高いワット数でペダルを踏まされることになります。あくまで脱出重視のライン、意識で走りましょう。

横に2〜3台で進入することになりますので、左右のマージンに注意しながらも車速を殺さないラインをとることを心がけましょう。

H. 裏ストレート(前半)

下りのあとの右コーナーを抜けると、上りのストレート区間があります。ここをいかに無駄に踏まずに抜けられるかで、このあとの上りセクションのきつさが変わってきます。

I. 裏ストレート(後半)

裏ストレートの後半は、実はやや下っています。裏ストレートの前半部分を、なるべく前のコーナーを抜けた速度の惰性でやりすごし、このセクションに入ることができれば裏ストレート全体で脚を休ませることができます。この後も道幅が狭いセクションが続きますので、もし順位を上げるならこのストレート部分で済ませておくようにしましょう。

J. 野球場裏の左コーナー

野球場をまわりこむような高速の左コーナーです。ほぼフラットなので、ペダリングしながら曲がることになります。3列程度の車列ができますので、接触に気をつかうポイントです。

K. 上りの左コーナー

ここから先はかなりの上りになりますが、このコーナー自体はそこまで急な上りではありませんので、あまり早めにギアを落としすぎると無駄にケイデンスを上げてしまうことになりますので、コーナーの途中でギアを落とすぐらいでちょうど良いと思います。ここでの位置取りが最終コーナーの進入を決めることになります。アウトからいけば最終コーナーはインから進入することになります。

L.最終コーナー

このコースで一番高いワット数で踏むセクションです。イン側はわりと前走が詰まりがちですが短い距離を走ってストレートに出ることができます。アウトは長い距離を走ることになりますが、前がいない場合があり、少々踏んでも前走を抜きたい時にはアウトからいく場合もあります。

M. 上りのストレート

この坂を登りきったところがゴールラインです。高いワット数でのペダリングを余儀なくされますが、すべて出しきってしまうとその後のセクションでちぎれてしまいますので、前走と詰めすぎてブレーキングをしたりしないよう前走との間隔を工夫したり、なるべく体幹を使って脚をつかわないなどの工夫をすると良いと思います。

まとめ

ここでご紹介した下総運動公園(フレンドリーパーク)の走り方は、あくまで個人の見解に基づくものですので、実際はご自身で工夫してみてください。なるべく一気にに踏み込まないアップダウンの処理と、前走を抜くセクションと隊列を整えるセクションの使い分けのメリハリが大事なコースだと思います。

このコースをつかうレースは多数開催されていますので、たくさん走りこんで自分なりの攻略方法を見つけてみてください。

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