分析

ロードバイクにアクションカメラをつけたら、空気抵抗はどのぐらい増える?

Goproなどのアクションカメラをロードマイクに装着して、走行時に撮影をしている方は多いと思います。ぼくもクリテリウムに出場するときに、ハンドルバーにOsmo Actionをマウントしたいのですが、形状的にも全面投影面積が小さくはなさそうなので、どの程度影響があるのか気になっていました。

そこで、Webを検索していると、YoutubeのSpecialized Bicyclesチャンネルで公開されている動画を見つけました。

計測するパターン

動画では、風洞実験施設の中で3つの場所にアクションカメラ(GoPro)をセットして、空気抵抗を計測します。

  1. ヘルメットの上部にGoProをセットした基本パターン
  2. ハンドルバーの上部にGoProをセットしたパターン
  3. ハンドルステムの前方にGoProをセットしたパターン

この3パターンにおける空気抵抗値を測定し、40kmを走行した場合に1に対して2と3がどれだけの秒数分優位なのかを計算しています。

まず、ヘルメット上部につけるのが一番抵抗が大きそうなのは間違いなさそうです。また、ハンドルバーの上部にマウントした2のパターンと、ステム前方にセットした3のパターンでは、後者のほうが有利そうですが、あまり差はないように思えます。特にステム前方にマウントした3パターンは、空気抵抗にあまり影響しないように思えます。

はたしてテストの結果は

風洞実験の結果は次のようになったようです。それぞれは、1のヘルメット上部マウントを基準にした場合のアドバンテージです。

2. ハンドルバー上部40kmで8秒短縮
3. ステム前方40kmで14秒短縮

つまり、この動画の実験によれば、GoPro程度の全面投影面積であればどこにマウントしても、ほとんど結果に影響をおよぼさないという結論です。感覚的にはもっと影響がありそうな気がしましたが、かなり意外な結果でした。

これで、これからはレースの時のGoProのマウント位置にあまり神経を使わずに済みそうです。

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