整備

ドロップハンドルの下ハンを握ると、ブレーキレバーに手が届かない場合はどうする?

ブレーキレバーに指がかからない!

ドロップハンドルの形状によっては、下ハン部分を持つとなんだかブレーキレバーに指がかからない!という状態になることがあります。レースなどではどうしても下ハンを握る機会が多くなり、特に集団の中にいる場合などは即座にブレーキが掛けられないので「これはあぶない」と思っていたのですが、実はブレーキレバーの前後位置を調整する方法があったのでご紹介します!

STIレバーは、SHIMANO 105 R7000 シリーズのものです。おそらくほかのSHIMANOのSTIレバーでも同様の調整機構があると思います。

まずはSTIレバーのカバーをめくります

STIレバーのゴム製のカバーをめくります。本体の樹脂部分とカバーの間に、なにか尖ったものをひっかければすぐにめくることができます。

位置調整用のボルトをまわします

ブレーキレバー調整用のボルトは、赤い円の位置にあります。2mmのアーレンキーでまわすことができます。(機種によっては異なるようです)締め込む方法(右回り)で、レバーとハンドルバーの間隔がせまくなり、ゆるめる方法に回せば遠くなります。

なお、ここで気をつけたいのは、ブレーキを引いた状態でレバーとハンドルバーの間隔が極端にせまい場合、ブレーキがしっかりと掛からなくなる場合があるので、間隔が極端に狭くなりすぎないよう注意しましょう。

調整した結果

このように、もともとは広すぎたブレーキとハンドルバーの間隔が狭くなり、下ハンを握った状態でもブレーキを掛けたり、変速操作がやりやすくなりました。

なお、この調整によってキャリパーとホイールとの隙間が変わる場合がありますので、必要に応じてクリアランスの調整を行ってください。

ブレーキは常にすぐかけられるように整備しておかないと大変危険です。もしレバーが遠すぎると感じている方は、ぜひすぐに試してみてください。

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