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CO2ボンベでロードバイクのタイヤに空気を入れる方法とは?

ハンドポンプを携帯しますか?それともCO2ボンベ?

ロードバイクで外出する時に欠かせないのが、タイヤに空気を入れるためのハンドポンプかCO2(二酸化炭素)ボンベです。これらを持たずに出かけて、もしパンクしてしまったら…。運良くだれかに貸してもらえれば良いですが、だれも通らないようなところでパンクしてしまったらどうしようもありません。そもそも、サイクリストならば自分で空気入れを携帯しておくのは常識ともいえます。

CO2ボンベのメリット

収納がコンパクト

ハンドポンプにくらべて、CO2ボンベはコンパクトに収納できるという大きなメリットがあります。100円ライターぐらいの長さのボンベですので、ツールボックスにもかんたんに収納することができます。

充填がハンドポンプに比べて圧倒的にラク

ハンドポンプでエアーを充填するのは、想像よりも相当大変です。十分な空気圧にしようとすれば、何百回もストロークする必要があることもあります。その点、CO2ボンベならセットしてバルブを開けるだけですから、圧倒的にかんたんです。

CO2ボンベのデメリット

ランニングコストがかかる

カートリッジ式のボンベは使い捨てで、最充填はできないため、消耗品として都度購入する必要があります。しかし、このような1本200円未満のものも販売されているので、それほどお金がかかるわけでもありません。

1本のボンベで充填できるのはタイヤ1本

1日2回パンクした場合はアウトかも

1本のボンベで、700Cのタイヤを充填できる回数は1回と思っておいたほうが良いと思います。1本充填しても余る場合はありますが、2本目のタイヤを十分に高い空気圧まで充填するのは難しいでしょう。

また、インフレーターにボンベを装着した場合、たとえバルブを締めておいたとしても長い時間、中身のCO2の圧力が低下しないとは限りません。

つまり、1本しかCO2ボンベを携帯してなかった場合、2回目のパンクに対応できないというケースもあり得るのです。

エアーの抜けが早い

応急措置なのであまり問題にはならないと思いますが、通常のエアー(大気)よりもCO2のほうが早くタイヤから抜けてしまうという特徴があります。これは、CO2に含まれる炭素がタイヤ素材に浸透しやすいためです。CO2の充填はあくまで応急措置と考えて、機会をみてフロアポンプでエアーを最充填するほうが良いでしょう。

CO2ボンベセット

CO2ボンベセットは、このようにカートリッジ式のボンベと、インフレーター部分をセットで使用します。画像のTNI製のインフレーターはかなり一般的で信頼性の高いものです。

CO2ボンベをつかった充填の方法

まずはボンベとインフレーターを連結

ボンベの頭の部分にはネジ山が切ってありますので、インフレーターにねじ込むことができます。この時に注意しておきたいのは、インフレーターのバルブを閉めて(一杯まで右に回して)おくことです。そうしないと、ボンベを装着すると同時にCO2が吹き出すことになってしまいます。

また、ボンベには付属のウレタンのカバーを装着しておきましょう。ボンベには液体のCO2が充填されており、これが気化する際にはボンベ本体がきわめて低温になり、うっかり持ってしまうと手の皮がくっついてしまうなどの怪我につながる恐れがあります。

タイヤのバルブをゆるめます

タイヤのバルブを左に回転させて、写真のようにゆるめます。

インフレーターを装着

このようにバルブにインフレーターを装着します。写真のTNIの製品の場合、金色の部分を右に回転させることによってバルブに装着することができます。まわらなくなるまでしっかりとねじ込んでください。ここで注意すべき点は2点です。

まず、装着が浅すぎる場合は、ボンベのバルブを開いた瞬間にCO2が漏れ、タイヤが充填される前にボンベの中のCO2が消費されてしまうということが起こります。次に、ねじ込みすぎることによってバルブを壊してしまうリスクがあります。手でかるく締め込んで、もう動かなくなったらあまりトルクをかけないことが重要です。

バルブをゆっくり開けてCO2を充填します

しっかり装着できたら、インフレーターのバルブを少しずづ開けて(左まわりに)CO2を充填します。一気にまわすとかなりの勢いでCO2が噴出しますので、慎重に少しづつ回すのがポイントです。

空気圧を確かめます

インフレーターには空気圧を測定するメーターがついていませんので、基本的には感触で空気圧をチェックすることになります。平常時に、フロアポンプで入れた空気の空気圧と感触を覚えておくと、タイヤを触った感覚で大体の空気圧がわかるようになります。

まとめ

CO2ボンベは携帯性に優れたツールで、なるべく荷物を減らしてライドしたい方には最適です。いざというときにすぐに使えるように、普段から使い方を練習しておくと良いでしょう。

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