パンクした時のこと

12月の土曜日の朝、荒川の練習会に行こうと思い、チューブレスレディタイヤを装着したFormula PRO TUBELESS READY S-Lightを履いたバイクで家を出ました。たしか、前日の夜に7BARぐらい入れた記憶があったのですが、集合場所に着いて前輪を見てみると、なんだかグンニャリとしています。
エアーが入っていない!
その時はなぜだかわかりませんでしたが、エアーがかなり抜けています。その日は高強度の練習だったこともあり、そのままでは走れませんので、携帯していたインフレーター(CO2ボンベ)でエアーを充填しました。ちょっとバルブからエアーがリークしたこともあり、十分な空気圧まで充填できませんでしたが、感触では4〜5BARぐらい入ったと思います。その日はそのまま練習で走行しました。
帰宅後にチェックしてみると

帰宅後に空気圧をチェックすると、やはり3BARぐらいしか入っていません。そこで、フロアポンプで空気を入れてみると、なんだかかすかに「プシュー」という音が!そしてトレッド面からシーランドが出てきているではないですか!やっとこの時に「これはパンクだ!」と認識しました。なお、穴は肉眼ではわからないぐらいのサイズです。
パンク修理を試みる
まず思ったのは、すでに入っていたシーラントで穴が埋まらないかということです。しばらくパンク箇所を下にしてみたところ、エアー噴出音が止まったので、そのままシーラントが固まって穴を塞いでくれることを期待し、しばらく放置してみました。しばらくしたのち、フロアポンプで再度7BAR近辺まで空気を入れてみたました。

ダメだ、空気圧が高まるとまたリークがはじまる…
どうやら一度ふさがった箇所でも、空気圧が高まるとリークが発生するようです。シーラントが塞いだ穴が、空気圧が高まることによって再度開いてしまうのでしょう。そこで、シーラントの追加注入を試してみることにしました。使ったシーラントはMuc-Offの製品です。
15ml程度を注入し、再度同じ手順を試みたところ、「プシュー!」と同じ音がして、先ほど注入したシーラントが漏れてきます。これはダメです。
結局あきらめてタイヤ交換しました
最初は「小さな穴ならシーラントが塞ぐはず!」と思い込んでいたのですが、一旦穴はふさがるものの、結局どうやっても高圧をかけると再びリークが始まることがわかったので、あきらめて新品のタイヤに交換しました。タイヤの裏からパッチをあてて修理する方法もあるようですが、タイヤ材質とパッチとの相性もあるようですし、どうしてもその状態で遠乗りをする気にはなれなませんでした。
今回得た教訓
- シーラントはあくまでも、パンクした穴を応急的に塞いてくれるだけのもので、パンクを根本的に治してくれるようなものではなさそうだ。結局高圧に耐えられるほどに回復はしない。
- とはいえ、パンクに気づかなかったぐらい、パンク直後は穴をふさいでくれていたわけで、シーラントとは便利なものであるのは確かだ。
- 結局、TLRは一度パンクするとタイヤを交換することになり(パッチ等による修理でも気にせず乗れるなら別だが)、結構修理は割高になる。
今回のパンクでは、このような教訓を得たました。チューブレスレディ+ シーラントの仕組みは優秀だが、パンクした時のコストはチューブラーに近く、普段の練習などに使うことを考えると、やはりクリンチャーが一番お手軽でパンクした時の費用も安く済むことになりそうです。
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